本会のご紹介

セーリングヨット研究会の紹介と運営について

1998年4月9日

本研究会はセーリングヨットに関する研究を活性化させるために、研究発表や情報交換を行うことを目的として活動しています。本研究会は1993年3月に発足しました。それまで我が国には、あまりこのような問題を発表したり討議したりする場がありませんでしたので、後述のようにセーリングヨットに思い入れのある有志によって設立されたものです。

発表の対象となる研究はまとまっていなくてもよく、むしろ研究途上で困っている問題を討議することなどを重要視したいと考えています。この「研究」という言葉には、いわゆる研究者が行っている学術的なものだけではなく、実務レベルで出てくる問題に対する「取り組み」といったものも含めて考えています。このため発表内容には公表できない部分も含まれることがあります。(むしろそのような問題をフランクに話し合える雰囲気にしたいと思っています。)従って、発表内容のオリジナリティー(独創性と守秘性)とプライオリティー(優先性と尊重性)を尊重して取り扱う必要があります。ですから会員には積極的に討議に参加するとともに、発表内容をこのように取り扱う義務が要求されます。

当研究会も発足してからすでに5年以上経過しており、これまでに何回か運営の方法について見直しを行ってきました。その結果として確認されてきていることは次のような点です。

いったことに要約できると思います。

従って会の運営はできるだけこのような方針に沿って行っているつもりです。当研究会は決してクローズドのものではなく、また会員資格というのも特に定めていません。しかしながら発表内容に対して上述のような義務が要求されますので、まったく自由に大勢の方に参加頂くという訳にもいきません。また出席者が多くなればなるほど研究会の密度が薄くなることは否めませんので、手弁当の会を実りあるものにするためにも、単に聞くだけの方には参加をお断りしていることをご了承下さい。 このような点をご了解いただいた上で、当研究会に参加して現在やっておられることを話してみたいとお考えの方は、このホームページのQ/Aのページにその旨をお知らせ下さい。

これまでに本研究会で発表された内容につきましては、当ホームページの「研究会資料集」の議事録を参照下さい。また特別講演の講演録は、講演者のご了解を頂いて公表するものです。私達にとりまして、研究会の内容をこのような形で公表するのは初めてのことです。「セーリングヨットに対する研究を我が国でもっと盛んにしたい」という、会員各位の思いからボランティア的に準備したものです。このホームページにアクセスした方は、多分ヨットに対してこのような興味をお持ちの方と思います。ぜひ当研究会の趣旨をご理解の上、このホームページをご利用頂ければ幸いです。

最後になりましたが、本研究会設立当時の「研究会運営に関する覚え書き」に設立の経緯が述べられております。現在ではいささか古めかしく感じられる部分もありますが、当時の状況と意気が感じられるのではないかと思いますので以下に抜粋を添付いたします。

セーリングヨット研究会

座長
増山 豊(金沢工業大学)
東京地区幹事
松井亨介(三井造船昭島研究所)
東海地区幹事
永海義博(ヤマハ発動機)
北陸地区幹事
深澤塔一(金沢工業大学)
西部地区幹事
桜井 晃(九州大学)
ホームページ担当幹事
東野伸一郎(九州大学)

セーリングヨット研究会 運営に関する覚え書き(抜粋)

1993.3.2

2

(2)会の性格および主旨について

 本会は旧ニッポンチャレンジアメリカ杯1992委員会船型委員会のメンバーを中心に発足したものである。同委員会は第28回アメリカ杯挑戦艇の開発を目的に組織されたものであり、デザイングループに対する技術的な提言や、理論面からのサポートを任務としていた。第28回レースの終了とともに同委員会のミッションは終了し、解散したが、当初メンバー同志の中で言葉が通じないという状況さえあった中から、これまでの一連の作業を通して、セーリングヨットに対する共通の理解や思い入れが培われてきた。このようなつながりをなんらかの形で継続していきたいという気持ちが、本会発足の原動力となっており、会の性格を特徴づけている。

 本会の主旨について、発足第1回目において確認された事項は次のようである。主旨:本会はセーリングヨット同好の志を結集して、帆走性能を中心にセーリングヨットの研究を促進し、技術の活性化を計ることを目的として活動する、自主的な会である。具体的には次のような活動を行う。


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