第52回セーリングヨット研究会議事録


1.日 時:2017年 6月 10日(土)

        13:00〜17:30 研究会
        17:30〜19:30 懇親会

2.場 所:

        研究会 - 夢の島マリーナ
        懇親会 - 夢の島マリーナ

3.出席者:(敬称略,順不同)


安部 光弘、雨宮 伊作、市川 昌幸、今北 文夫、楳田 壽雄、 大野 康一郎、大橋 且典、木下 健、国枝 佳明、小林 寛、 沢地 繁、高見 昌弘、高橋 太郎、谷 信男、田原 裕介、 寺尾 裕、戸嶋 俊之(研究会のみ)、長尾 専一、西川 達雄、二瓶 泰範、 林 賢之輔、藤井 茂、前田 輝夫、増山 豊、松井 亨介、 水谷 充、茂木 雅洋、矢島 博、谷部 進、横井 達郎、 芳村 康男(研究会のみ)、米山、高橋 紀子(Obs.)
計33名

4. 議事
(1)組み立て式VPPとタッキングシムレーション
                                増山 豊      

 従来のVPPに用いる流体力微係数は、ハル、フィンキール、ラダーを一体として考えた実験により求めていたが、例えば「フィンキールの位置を変える」、「ラダーだけ取り換える」などの設計変更の際、再度、実験を行う必要があり、不便な点があった。本講演では、ハル、フィンキール、ラダー、セールなどの流体力をそれぞれ個別に実験やデータベースなどから求め、組み合わせた新しいVPPの紹介があった。
 また、新VPPを使ったタッキングシミュレーションの結果と実測の比較を行い、本手法の有効性を示した。会場からはデータ取得に用いた実験と実船とのスケールの違い、さらには流体力の動的変化などを考慮に入れればさらに良い物ができるのではないかというコメントが出た。

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(2)大阪府立大学におけるヨット、マリンレジャーに関する講義について
                                二瓶 泰範

 大阪府立大学で初年次学生に対して行っている講義について紹介があった。「能動的学びの姿勢」を通じて「知的欲求を発見できるか」を目標に行っている。3部構成で、1部は座学、2部はヨット体験、3部はヨットオーナになるシミュレーションを現在実施中である。1部の座学で受動的だった学生たちが、2部の体験を通じて、3部では能動的に学ぶことができるようになった。別途目標であったヨット部員獲得も達成できた。


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(3)段ボール船記
                                寺尾 裕

 テレビ番組からの依頼で、イタリアで行われた段ボールで渓流下りを行うレースに参加するにあたって技術的なサポートを行った。現場で作成した段ボールで作った船で300mの渓流を下る。船の製作時間は2時間、段ボール、接着テープなど材料はすべて支給品で、船の製作、乗艇は女性3名という過酷な条件に寺尾先生が挑み、2艇のうち1艇がみごと女子部門優勝を勝ち取った。

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(4)小型船のサスペンション機構
                                前田 輝夫

 前回に引き続き、サスペンションで波エネルギーを回収し、同時に揺れない乗り心地の良い船の開発に関する紹介を行った。様々な海外のサスペンション艇の紹介を行ったのち、WHzer-7 の紹介を行った。最後に、実船実験のビデオの紹介を行った。会場からは、機構の改良は制御で補えるのではないかというコメントが出た。

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(5)〜ヨットでたどる風待ち港〜菱垣廻船の航跡
                                高見 昌弘

 1/3菱垣廻船を使った町おこしに続く活動として、ヨットで菱垣廻船が使った風待ち港をたどるイベントの紹介があった。5月3日に大阪を出港、5月20日に東京晴海に到着した。全国35社のメディアが報道し、菱垣廻船を広く世に広めることができた。これを機に今後、旧なにわの海の時空間の菱垣廻船に関する動きに繋げていきたいとの事であった。

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5.懇親会

研究会を行った部屋で、引き続き懇親会が行われました.夜遅くまでヨット研究の話に花が咲きました.

8.次回予定

幹事の小林から秋に関西か関東で開催(土曜日)する予定とのアナウンスがあった。
      (詳細が決まり次第、ご連絡いたします)



(文責:HK)
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