第51回セーリングヨット研究会議事録


1.日 時:2016年 11月 19日(土)

        13:00〜17:30 研究会
        18:00〜20:00 懇親会
        2016年 11月 20日(日)
        9:00〜    見学会

2.場 所:

        研究会 - 九州大学伊都キャンパスウエスト4号館会議室
        懇親会 - 九州大学伊都キャンパス内「天天」
        見学会 - 小戸ヨットハーバー

3.出席者:(姓のみ,敬称略,順不同)


小林,桜井,西川,林,東野,前田,茂木,谷部,芳村,高見
計10名

4. 議事
(1)菱垣廻船の復元活動について(第9回天保山まつり)
                                                    高見昌弘      

 2016年11月6日に行われた、第9回天保山まつりについて紹介があった。
年を経る毎に盛り上がりが増してきていて、菱垣廻船の1/3模型のパレードは祭りの目玉になっている。
本年は、祭りに先立ち「矧付」(はぎつけ)作業を行った。また、今後は舷側の菱垣模様についても復元を検討しているが、
綺麗な菱垣模様を作ることが実は大変難しいことを発見し、先人の知恵と技術に感銘を新たにしているところである。

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(2)明治以降の内航帆船・機帆船の造船学的研究
                               増山豊(代理:小林寛)

 2002年7月20日に76歳で亡くなられた大阪大学名誉教授野本謙作先生が残された資料をいくつか紐解き、
先生が生前取り組まれていた活動の一端として次のような取組が紹介された。
(1)船舶原簿や船名録などの1次資料を基にした明治から昭和にかけての正確な内航帆船(沿岸帆船)変遷の歴史
(2)船体形状比較による「合いの子船」調査
(3)全国への西洋形帆船の普及と機帆船への変化
(4)西日本で大流行した「伸子帆」のルーツ調査
(5)地方の造船所の資料調査と保存活動


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(3)九州大学での研究紹介
                                        東野 伸一郎

 過去に南極で行った観測活動の紹介が行われた。
南極の気候ならではの観測活動の難しさの説明を踏まえながら、遠隔地の磁場計測、気球を併用した高層の
エアロゾル採取などのチャレンジングなプロジェクトの様子が紹介された。
現在は、航続距離1000kmを目指した機体の開発を行っているところとのことである。

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(4)キャンパス見学
                                      

 九州大学伊都キャンパス内にある、低騒音洞実験施設や、東野先生の研究室の次期プロジェクト用の航空機の見学を行った。



(5)波エネルギーを吸収利用する揺れない船
                                前田輝夫           

 波エネルギーを吸収しながら乗り心地を向上する小型船の開発に関して紹介があった。
開発された小型船は、例えば波高0.2mの海域において、最適要素の組み合わせで
波エネルギー吸収比約7割かつキャビンの揺れを1/4以下に抑えることが可能。
初期型モデルから、最終的モデルまで7段階の試作過程で、問題点の克服と改良の過程の説明があった。

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5.懇親会

「天天」に場所を移して盛大に懇親会が行われました.夜遅くまでヨット研究の話に花が咲きました.

7.見学会(11/20)

LVカップの準備が進んでいる小戸ヨットハーバーで見学会を行いました.
マリノアでは、ディフェンダーオーナーが太平洋を越えて回航してきたというメガケッチも見られました.

8.次回予定

未定
      (詳細が決まり次第、ご連絡いたします)



(文責:HK)
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