第36回セーリングヨット研究会議事録


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【1日目】

1.日 時:2009年 3月 20日(金)

        13:00〜 初代海王丸見学会
        14:00〜 研究会
        18:30〜 懇親会


2.場 所:

        研究会 - 海王丸パーク 日本海交流センター 研修室(富山県射水市海王町8番地)
        懇親会 - はかま鮨(射水市庄西町1-19-46)


3.出席者:(敬称略,順不同)

市川昌幸、楳田壽雄、梅田直哉、大橋且典、木下 健、久保田秀明、小暮欣也、小林 寛、 高石敬史、谷 信男、二瓶泰範、林賢之輔、深澤塔一、堀江一夫、増山 豊、松井亨介、 丸尾 孟、三井 宏、茂木雅洋、芳村康男
海王丸関係者:雨宮伊作、阿部真二郎、森 勇介
オブザーバー:牧野久実
学生    :松井智良、水野有希、池尻真樹(増山研究室)
計27名

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4.初代海王丸見学ならびに会員近況報告

 今回は、現在初代海王丸の一等航海士を勤めている阿部真二郎氏のお世話で、富山県射水市の海王丸パークにて開催させて頂きました。開会にあたり同船の岡邉光邦船長からご挨拶頂いた後、同パーク内に係留されている初代海王丸の船内を見学させて頂きました。同船は今年で建造後79年を迎えるとのことですが非常に良く手入れされており、美しさとともにさすがの貫禄を感じさせました。特に船内は木部の装飾が多く、帆船華やかなりし頃の木造船もかくやと思わせるような格調高さでした。また、船内の廊下や船室の床もチーク張りであり、それが出入り口の近くなどで深くくぼんでいるところに歴史の重みを感じることができました。 初代海王丸は、横浜に保存されている初代日本丸と同様に一般公開されており、我々が見学している間にも多くの見学者が訪れていて、富山県一の集客力を誇る観光スポットであるとの説明にも納得いたしました。実は1日目の20日は曇りから霧雨という天候で気がつかなかったのですが、翌朝海竜マリンパークを見学する際にもう一度立ち寄った際は快晴で、海王丸が立山連峰をバックに浮かんでいる姿は素晴らしいものでした。  海王丸見学後、同施設内にある日本海交流センター研修室へ戻り、会員各位の近況報告をしていただきました。


5. 議事
(1)練習帆船の荒天下帆走について        ○阿部真二郎(海王丸一等航海士)、雨宮伊作(航海訓練所) 

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 当研究会で筆者らが発表した大型帆船の展帆基準計算プログラムについて改良を行い、海王丸において平成19 年度冬季遠洋航海及び平成20 年度夏季遠洋航海に計測した気象データと傾斜動揺角を使用して再検証を行った。また、このプログラムを含め船長、当直航海士等が荒天下で帆走する際の操船参考資料となるべき項目について検討した。今回までの作業で推定の精度は上がり、実用に供する段階になったと思料する。海王丸と4月にハワイへの遠洋航海を控えた日本丸にも同プログラムを配布し、安全運航と帆走時のパフォーマンス向上に役立ててもらうよう計画している。(文責 増山)




(2)初代海王丸の帆走性能について 〜遠洋航海実績の解析〜        森 勇介(海王丸二等航海士)

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 海王丸T世は今年で79年を迎える。第1章ではその歴史について、建造に至る経緯、建造、そして戦前・戦時・戦後における活動、さらに帆走復旧から現役引退までに分けて発表。また、建造当時の貴重な実習写真を紹介、そして現在の活動と抱える問題について報告した。第2章では、海王丸T世の帆走性能を、帆船黄金期の航洋帆船との速力の比較、また速力長比を用いた比較、また海王丸T世、U世の遠洋航海実績から帆走率、航海延長率、平均帆走速力について比較を行い、検討した。

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(3)海王丸の荒天錨泊時係留力の実験的検証
○芳村康男(北海道大学)、雨宮伊作(航海訓練所)、松川英輔(北海道大学)、今 吾一(航海訓練所)

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 平成16年10月20日、富山港外にて錨泊中の練習帆船「海王丸」が大型台風23号による荒天下で走錨し、防波堤に座礁した事故例を取り上げ、荒天錨泊中の係留張力を、模型実験で検証することによって、走錨開始時の係留力を解明し、こうした事故を防止するための効果的な操船対策や運行管理に役立てる他、係留装置の設計や基準にもフィードバックしようとするものである。その結果、風圧力を除いた係留水平張力の平均値は、概ね波高に比例することがわかったが、ピーク値は船の前後運動が拘束されることにより相当大きな力となることがわかった。海王丸の場合はマストに作用する風圧力が大きく、波漂流力なども加わって平均係留張力が大きくなり、係留力のピーク値が増大することによって向かい波状態でも走錨を開始したと推測される。(文責 増山) 



(4)琵琶湖丸子船の船型の変遷と帆走性能の関係
○牧野久実(鎌倉女子大学)、○梅田直哉(大阪大学)、増山豊(金沢工業大学)、北本理紗、久保尚子、橋本望、牧敦生(大阪大学)

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 琵琶湖の伝統的木造帆船である丸子船は、18世紀までは舳先が丸いものであったが、19世紀後半には舳先に尖ったシンをもつものに変わっていたと考えられる。この舳先形状の変化の技術的理由を探るため、シンの有無の2隻の丸子船の模型を作成し、大阪大学曳航水槽にて模型実験を行い、前後・左右・回頭・横傾斜方向の力とモーメントの釣り合い式を解き、定常帆走性能を推定した。ここでは、平成3−5年に滋賀県立琵琶湖博物館で復元された丸子船の船型をそのベースとした。この検討の結果、シンをもつ丸子船は、持たない丸子船よりも総じて速く走ることができ、帆走可能な航行条件も広いことが実証された。このような理由で丸子船の舳先形状が変化したものと推論された。



(5)OP(オプティミスト)級の帆走性能について   池尻真樹(金沢工業大学)

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 OP級セーリングヨットはヨットの入門艇として世界中に普及しており、その特徴は強風下でも強い安定性が保たれ,容易に操船できることとされている。ここではまず同クラスの1/3模型を製作して回流水槽試験を行い船体性能を明らかにした。水槽試験では直進抵抗試験、斜航試験、舵角試験などを行って、船体流体力微係数を求めた。さらに同級のセール形状に近いセール性能のデータを文献より求め、これらを組み合わせてVPP計算を行って帆走性能を推定した。

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(6)ドラゴン級「International DRAGON」に附いて   楳田壽雄

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 今年夏、富山県の海竜マリンパークを会場として、全日本ドラゴン級選手権が開催される予定である。これに関連して、現在あまり見られなくなってはいるものの、シルエットの美しさでは比類のないドラゴン級の魅力について解説を行うとともに、全日本大会の概要について述べた。(文責 増山)



(7)HPYD3(High Performance Yacht Design 3 in New Zealand)参加報告            増山 豊(金沢工業大学)

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 昨年12月2日〜4日に、ニュージーランドのオークランドで開催された、” HPYD3” シンポジウムに参加したのでその内容について報告した。このシンポジウムは1回目が2002年、2回目が2006年に開催されており、今後定期的に開催していく意向のようである。主催はイギリス造船学会(RINA)であるが、実質的な運営はオークランド大学が担当し、会場も同大学の大講義室であった。参加者はやはりニュージーランド、オーストラリアからが圧倒的であるが、北半球の冬の時期でもあり南半球の夏を求めてかヨーロッパからの参加者も多く、12カ国からの参加があった。「ヨットデザイン原論」の著者で有名なスウェーデンのLars Larsson 教授など、アメリカのチェサピーク・セーリングヨットシンポジウムではあまりお目にかからない人も多いように感じた。 発表論文数は基調講演を除いて27編であった。内容的には、CFDに関するものが3編、空力10編、水力5編、運動シミュレーション3編、構造4編、デザイン2編といったものであった。基調講演は、ファー・デザイン事務所のBritton Ward が行ったが、High performance yachtという命題に沿って、この20年間のセーリングヨットの性能向上と、今後の発展の見通しについて述べたのが印象的であった。ファー・デザイン事務所の宣伝臭はあるものの、Volvo Open 60, 70やIAC級、カンティングキール、ハイドロフォイルを用いたレース艇など最先端の話を聞いていると、残念ながらこのような戦闘的なレース艇の世界において、我が国がはるかに取り残されているという感を強くし、やや暗くなった。しかしながら、発表論文の全てがこのような最先端技術に関するものという訳ではもちろんなく、地道な研究発表も多かった。増山も深澤教授と連名でタッキングシミュレーションに関する論文を発表した。タッキングシミュレーションに関する研究は、増山らが13年前の第12回チェサピーク・セーリングヨットシンポジウムで発表したものが最初である。その後これを参考にいくつかのシミュレーション結果が発表されているが、少し誤って引用されたりしているものがあるため、風神による実測データを加えてより簡便で使いやすい手法を示し、これまでの決定版にしようとしたものである。なお、この発表時に、増山研究室OBで現在オークランド在住の中川潔君に、質問の通訳をしてもらうなどお世話になりました。シンポジウムの全論文の表題、ならびに概要は下記の配布資料を参照頂きたい。

配布資料はこちら

 シンポジウムのアトラクションとして、ニュージーランドのアメリカズカップ挑戦チーム“エミレーツ”が所有する旧AC艇によるマッチレースイベントがあった。これは旧AC艇2艇に一般人を乗艇させて、AC艇クラスのマッチレースを体験させようとするもので、通常であれば一人当たり150NZドルを支払って参加することになる。オークランド港では人気のイベントであり、週末は行列ができるほどで、チーム“エミレーツ”の貴重な収入源となっているようである。この旧AC艇の内の1艇が、何と我がニッポンチャレンジの1995年艇であり、当時設計のお手伝いをした増山は再会に胸を熱くして乗り込み、もう1艇のフランス艇に競り勝つべくマッチレースに挑んだのでした。とはいいながら、この巨大な船、サンデーセーラーが操船できる訳ではなく、チーム“エミレーツ”のプロのクルー3人がスキッパーとボースンを努め、一般乗艇者はその指示に従ってシートを引き、コーヒーグラインダーを回すのであります。しかしながら、ニュージーランド人の多いシンポジウム参加者は、にわかクルーとは言え女性を含めて全てきびきびと動き、さすがヨット普及率世界一クラスの国の人々と感嘆した次第。マッチレースの結果は、残念ながら微風のためか、腕のためかフランス艇に惜敗という結果となった。

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最終日に、オークランド大学のTwisted Flow Wind Tunnel を見学した。また、シンポジウム終了後に、クックソン造船所、ハイモジュラス、アロイヨットの3社を見学してきたので、その概要を以下に述べる。 オークランド大学のTwisted Flow Wind Tunnel は、同学ご自慢のヨット専用の風洞装置であり、海上を帆走する際の上下方向の風速分布による相対風向のねじれを再現できるようになっている。測定部は約3m×5mという巨大なものであるが、風洞全体としてはそれほど大掛かりなものではなかった。いわゆる吹出し式の風洞で、全体は木構造であり、吸い込み口に直径2m程度のプロペラが横に2機並べられていた。風洞に付きものの拡散胴やノズルはなく、整流装置としては整流格子があるだけで、その整流格子も実は屋根板に使われるような凸凹にプレスした鉄板を積み重ねるといった構造であった。風洞担当者であり、シンポジウムの代表でもある David Le Pelley氏は、「日本のようにあんまりお金をかけられないからね」と言ってニヤリとした。もし、これだけの測定部をもつ風洞を通常の感覚で作ろうとすると数億円はかかるのではないかと考えられるが、セールの実験に特定した風速と精度のものでいいとすれば、なるほどこれならできるなと“目からうろこ”の思いであった。 しかしながら、実験を実施する上での計測システムのハードとソフトは非常に高度に整備されており、大いに勉強になった。この運用システムは“Real-Time VPP”と呼ばれており、実験中の模型に作用している力やモーメントが直接表示されるとともに、これに応じて模型のヒール角が実船さながらに変化するようになっている。ちょうど、パソコンのVPPシミュレーションを実物で検証しているという感覚である。セールのトリムは風洞の外からリモコンで調整するようになっており、推進力が最大になるトリムを短時間で調べることが可能になっている。また、この時のセール形状は上下、前後左右から撮影され、CFDの入力データとして用いられる。この風洞はノースセールと協力して開発したとのことであるが一般のセール試験も受け付けており、オークランド大学としてはこの装置を中心に、同学を世界のヨット研究の中心にしたいと意気込んでいるようである。

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 シンポジウム終了後に、クックソン造船所、ハイモジュラス、アロイヨットの3社を見学した。これはシンポジウムのイベントとは関係なく、参加者の一人でRINAのオーストラリア支部の人が見学を申し込んでいたのを聞きつけて一緒に見学させてもらったものである。なお、これらの会社では写真撮影は禁止されており、写真はありませんので悪しからず。 クックソン造船所は、ニュージーランドのAC艇や、Volvo Open 60など、大型の先端レーサーを建造していることで有名である。かなりハイテクの建造手法をとっていると思って期待したが、我々が見学した範囲ではそれほど高度なことをやっているようには感じなかった。たしかに工場は広く、造っている船は大きく、各種機器はそろっているものの、形は簡易メス型で、いわゆる造船所的な雑然とした雰囲気であった。(ハイテクな部分は見せてくれなかったのかもしれないし、あるいは増山の目がふし穴であったのかもしれない。) ハイモジュラス社は、船は建造していないが、建造するためのノウハウと複合材料を提供する会社である。造船所やデザイナーから設計図を受け取り、これを建造するために必要な構造計算を行って、これにしたがって必要なカーボンファイバー、グラスファイバー、コア材、樹脂などを提供する。ファイバー類やコア材は船型に応じてそのまま積層すればいいように裁断され、何層をどのような構成で積層するかといった仕様も含めて出荷するので、造船所はメス型さえ準備すれば後は指示通りに積層すれば完成するといった按配である。出荷先は世界中であり、巨大な倉庫然とした建物の中にこれらの材料が区分けして積み上げられていた。クックソン造船所であまりハイテクの感じがしなかったのは、このようなシステムで建造だけをやっているためかなとも感じた。構造設計はかなり広いスペースで、10名以上のスタッフがワークステーションを使って行っていた。また、積層された繊維内への樹脂の浸透の様子を見る実験施設や、強度試験を行う装置なども見せてくれた。世界を相手にしているとは言え、造船所に材料とノウハウを提供するだけで企業が成り立つということに、ニュージーランドの舟艇工業界の層の厚さを感じた。 アロイヨットは、その名のアロイ(合金)のとおり、アルミなどの軽金属でヨットを建造している会社である。おりしも150フィートクラスのヨットを3艇並べて建造しており、その規模の大きさに唖然とさせられた。クルージングボートが主体であるため内装もデラックスである。船体の建造現場は通常のアルミ船の造船所と変わりないようであるが、木製の調度家具を作る専用の工房はガラリと雰囲気が違い、これが同じ工場の中にあるということで、なるほどヨットの造船所だなと納得させられた。この工場はかなり内陸にあるが、完成した船はどうやって運ぶかというと、工場の裏手を流れる川を使うという。ただこの川は浅いため、浮桟橋のような船台の上にヨットを載せて川の上を曳航し、ヨットハーバーまで運ぶとのことであった。

今回の見学を通して、人口高々400万人であるにもかかわらず、ニュージーランドの舟艇工業界の規模の大きさ、技術力の高さ、関わっている人々のプライドの高さをひしひしと感じた。また、オークランド大学はこれらの企業からのバックアップを受けるかわりに、技術と人材を提供するという強いネットワークを築いており、世界のヨット研究の中心になるという意気込みも本物に感じられた。



6.懇親会

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 講演会終了後、「はかま鮨」にて懇親会を盛大に行わせて頂きました。ズワイガニ、雲丹をはじめとする富山の海の幸をふんだんに頂き、銘酒を楽しみながら夜遅くまで議論に花を咲かせました。今回は阿部様、森様を始め、初代海王丸の皆様に大変お世話になりました。厚く御礼申し上げます。



【2日目】

7.海竜マリンパーク見学

 射水市(旧新湊市)にある海竜マリンパークは、桟橋係留140艇、陸置き200艇という日本海側最大規模のヨットハーバーです。2日目の午前中にこの施設を見学し、ハーバーマスターの高野氏に案内頂きました。青空のもと立山連峰の連なりをバックにゆったりとヨットやボートが係留されている景色は圧巻で、なんともうらやましい環境でした。加えて桟橋係留でも“艇長8m以上 月額2万円”と聞いて、「こっちへ引っ越してこようかしら」とつぶやく東京在住の方もおられたとか。今年の夏に、このハーバーを舞台に“ドラゴン級”の全日本選手権が開催されるとのことで、同艇が2艇陸置きされており、久し振りにシルエットの美しい“ドラゴン級”を鑑賞しました。

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8.金沢工業大学穴水湾自然学苑見学

 海竜マリンパークから、能登半島へ移動し、穴水町にある金沢工業大学穴水湾自然学苑を見学し、三井宏ハーバーマスターに案内頂きました。本研究会が初めて訪れたのは15年前の第4回研究会でしたが、それ以来4回目の見学になります。自然学苑の海洋研修の母船となる全長20mのカタマラン「アルタイル」に乗船し、波静かな七尾湾北湾のクルーズを楽しませて頂きました。三井さんありがとうございました。

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9.2日目懇親会

 2日目の宿泊は、能登中島町にある「国民宿舎 小牧台」とし、天然温泉に浸かった後、あの「牡蠣炭火焼」を存分に堪能いたしました。翌朝、現地解散ということで、七尾経由で帰路につきました。3日間ご苦労様でした。

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10.次回予定

   日時:7月4日(土)
   場所:横浜「日本丸メモリアルパーク」訓練センター



(文責;増山.講演概要は基本的に発表者に記述頂いております.)

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